院生募集

重力波の研究を目指す学生さんへ

重力波天文学は、人類の知の探求における新たなフロンティアです。

先日、2つのブラックホールの合体から発生する重力波がついに初検出されました。これは、重力波天文学の誕生と、この分野の可能性を示すものです。私達の世界を創りだした初期宇宙の膨張や、ブラックホールの振動、超新星の爆発、小型連星の合体といった天体現象は、全て重力波を放出します。これらを捉えることは、他のタイプの望遠鏡では捉えることのできない現象、宇宙の領域を観測できることを意味します。加えて、重力波の検出は時空の構造を研究し、一般相対性理論と量子力学を統合する理論を構築するためのユニークな道具となります。従って、重力波の研究は確実な発展と成果を将来にわたって上げることが期待されています。
しかし、これらのゴールを達成するためには、時空の微細な変動を捉えるための、超高感度かつ低雑音の検出技術を開発しなければなりません。

この分野を開拓していくためには、情熱と忍耐力、想像力と実行力が求められます。もしこの分野に興味を持ち、研究に参加したい場合は、ぜひ我々のグループに入り、この研究の魅力と興奮を共有しましょう。
詳細は、gw-contact@*までお問い合わせ下さい。見学、相談はいつでも受け付けています。

重力波プロジェクト推進室は、東京大学大学院理学系研究科天文学専攻と、総合研究大学院大学天文科学専攻を通じて大学院生を受け入れています。また、御茶ノ水女子大学とも協定を結んでいます。これらの大学院を通じて我々のグループで研究をしたい場合は、gw-contact@*までお問い合わせ下さい。

他の大学の学生さんでも我々のグループで研究を行いたい場合、国立天文台と現在の大学との間で合意を取れば、受け入れることが可能です。短期間の研究を希望している場合は、国立天文台のビジタープログラムに応募することもできます。いずれの場合も、gw-contact@*、もしくは以下の教員までお問い合わせ下さい。
* @の後にml.nao.ac.jpを追加してください。

学生を受け入れることのできる教員

氏 名 役 職 担 当
都丸 隆行 (TOMARU, Takayuki) 教授 プロジェクト長
麻生 洋一 (ASO, Yoichi) 准教授 先端技術センター(ATC)併任
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